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G.M.D.COMPUTRACKってナニ?

 G.M.D.COMPUTRACK(GMDコンピュートラック)とは、分かりやすくいうとバイクのジオメトリー(車体姿勢)の測定をするシステムのことで、測定結果をもとに、オートバイのフレームを修正したり、時には車体姿勢にチューニングを施すための計測システムなのです。
最近4輪では当たり前のようにアライメント(前後関係や整列具合)を測定し、調整を致しますが、当然2輪にも同じようなことが言える訳です。特に2輪車はタイヤが2つしかありませんので、本来4輪よりも重要な役割があるのです。。。
4輪では、主にタイヤサイズを変えた時やサスペンションを替えた時などに調整しますが、それ以外にもっと一般的なところではアライメントがずれると車検に通らないこともありまし、レースではコースや装着タイヤによって当然のようにアライメントを調整をします。
 G.M.D.COMPUTRACKを使用すると、従来のようにオートバイのフレームをチェックする際に、フロント周りを分解するといった手間がありません。
ですので分解コストを省くことができるのはの当然のことですが、ステムやフロントタイヤのアライメントといった、バイクにとって非常に重要な部分も同時に測定をすることができるのです。これは大変重要なことで、実際に他所でフレーム修正して頂いたお客様が「大夫良くはなったのだけれど、どうもおかしい感じがスッキリしない。」との症状でご来店され、G.M.D.COMPUTRACKを使用して測定の結果、ステム廻りに歪みがあることが判明。交換するほどの歪みではなかったので、ステムの修正を含むフロントのアライメントを適正化することで改善されました。
 このように、フレームは直っているのですが、その先の歪みが残っていることもあるのです。
その歪みなどの症状が「どの部分に起きていて何処を直すべきなのか」を的確に測定し、遠回りをしないことで結果的に時間とコストを大幅に省く事が可能なのです。
 G.M.D.COMPUTRACKは、オーストラリアのトップライダーであった『グレゴリー・マクドナルド氏』(豪州GMDエンジニアリング社長。アメリカの作家じゃないよ!w)が大学の研究員や豪州政府の補助の基に開発した、フレーム計測システムのことです。
 当初はロボットアーム式という、アームの先端に付いている測定子を車体に当てて実測するもの(バイクメーカーではこの方式を使うところが多いのですが、あくまでも開発のために使うものであり使用過程車に使うことはほとんどありません。)でしたが、当然大きな設備が必要である上に、もちろん移動もできません。それを使用過程車の測定も可能で、更に小型化されたのが現在のシステムになるのです。

 作業工程は、車体に約20箇所(基本計測の場合)の測定ポイントを設け、そのポイントに対してA地点、B地点と2カ所からセオドライドという三次元計測器を使い、合計約50箇所の計測から交点座標を算出し、パソコン上にオートバイの主要部分の擬似的な立体を作り出します。そこから得られるデータを用いて、車体構成状況を正確に再現させます。
 もともとセオドライドという機械は、建築関係の業者が数100m離れた場所からビルの高さや、建物間の距離を測量するのに使う測定機械なのです。
よく道路脇で測量をしている風景を目にしますが、基本はあの機械と同じです。その機械をほんの2~3mの距離で使うので、非常に高い精度で計測ができるのです。
 交点座標データをもとにキャスタ・トレール・ホイールベース・スイングアーム垂れ角・スイングアームピボット位置などの基本データや、スイングアームピボットに対してステムシャフトの捩れ角度や、前後ホイールセンターのズレ・ホイールの向き、チェーンラインの状況(オプション計測)等を算出します。

 算出された各々のデータを有効に活用し、見えていなかった物を見えるようにすることで、自分のバイクに潜んだネガティブな部分を発見し、修正や修理をすることで車体のベストな状況を作ります。
『いまいち車体が安定しない』『必ず決まった方向にハンドルが取られる』『無理なことをした訳ではないのに転倒しそうになった。(転倒してしまった)』など、思ったように車体が動かなかったり変わった挙動を起こす時は何処に原因があるのかもしてません。
G.M.D.COMPUTRACKを使うことで、その原因を探し対策するためのお手伝いができるかも知れません。

 またこのシステムを応用し、サスペンションを含めた車体構成のチューニングも可能になります。いたずらにフォークを突き出したり、他車種のフォークやスイングアームといった部品を装着しても、実際にそれらがその車体に適正なのか分かりませんし、もしかしたら恐ろしく危険な状況になっている可能性もあるのです。

 そういったリスクが高いばかりの実験のようなことにならないためにも、装着前の現在の状況と、装着したい部品の比較をもとに、装着状況をパソコン上で再現し的確な判断をすることも可能です。リスクを少なく、防げる怪我は防いで、安全にSetupしていくことができるのです。実際に計測してみると『こりゃ転んで当然!』みたいなケースもあるんです!だったらワザワザ転んで確認することもありません。
 逆に現状の計測データをもとに、GMDで推奨する数値(黄金比)を当てはめ、導き出された数値に合わせて車体をSetupする『スイートナンバー』というジオメトリーチューニングも可能です。

 最近は近接排気音・加速騒音・排気ガス規制・環境問題…特に一般公道ではエンジンに対する規制がどんどん厳しくなる世の中です。そんな中でもメーカーは出力向上を目指し、今では新車がSTDで200psを発生する車両が存在する時代です。そんな中秋葉モーターサイクルでは、これからの時代に合わせ足回りの改善による乗りやすさの提供を目指してG.M.D.COMPUTRACKを導入いたしました。
 100psのバイクが150psにチューニングされれば別物のバイクになります。
でもそれが更に馬力が上がると、もう一般の人には扱いきれない数字かも知れません。だったら100psのバイクを快適で乗りこなせる様な、ライダーの意のままに扱えるようなSetUpをしていけば、不安定な120psのバイクよりも確実に安全で、しかも速く走らせることができるかも知れません!
それこそ100psが150psになっても、不安定な車体では危険極まりありません!

G.M.D.COMPUTRACKは、安全で楽しく、そして速く!そんなお手伝いができるシステムなんです。

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